謹啓
 

　初冬の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。さて、この度は応燕団にご支援いただき、皆様からのお支えもあり、九月二十一日より始まりました披露興行も五十日間努めることができ、無事に千秋楽を迎えました。改めて感謝申し上げます。

　後ろ幕や幟、また半纏や提灯など、私のトリの出番の時は高座も楽屋も華やかになりました。特に後ろ幕の前で踊りも披露することができ、お客様に喜んでいただけた光景は本当に目に焼き付いております。
 

　これからは寄席に落語会にと何年何十年と努められるような真打を目指して参ります。これからも明るく陽気に頑張って参りますので今後ともご指導ご鞭撻を何卒宜しく申し上げます。
　寒い季節がやってきましたので、どうぞご自愛くださいませ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　謹白

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令和四年十一月吉日

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八代目　柳亭小燕枝